
3位決定戦の必要性を疑問視する声もあるようだ。既に優勝の望みが消えた選手は意欲の維持が困難というのが廃止論の根源だ。実際、国によっては3位か4位かを重要視しない考えもあるという。しかしわれわれサッカーファンにとってはこれも重要な対戦なのだ。ぜひ廃止する事無く続けてほしい。
さてこの3位決定戦、いくつか楽しみな要素があったのだが、もっとも興味深かったのは日本人審判員の上川徹氏が主審を、広嶋禎数氏が副審を担当するという事。日本人の審判員がW杯の1次リーグ以降の試合を受け持つのは今回が初めてとなる。私が観た限り、非常に堂々とした冷静なレフェリング。極力ゲームの流れを止める事無く自然で心地のよい感じだった。
次に楽しみなのが今年37歳になる守護神カーンの先発出場。W杯日韓大会でゴールを守り、主将としてチームの準優勝に貢献。しかし、今大会はクリンスマン監督の方針で正GKにはイエンス・レーマン(37)が起用され、カーンは控えに甘んじていた。準々決勝のアルゼンチン戦では、PK戦を前に気持ちを落ち着かせるレーマンを激励。その姿はファンの心に熱いものを与えてくれた。「彼はこの数週間、控え選手として素晴らしい影響を与えてくれた。特に若い選手たちには彼の存在は精神的に支えになった」とクリンスマン監督も今回の彼の存在意義を唱えた。今大会の締めくくりとなるこの試合、カーンは素晴らしい活躍を見せた。37歳となった現在でもその並外れた反射神経と運動能力は衰える事無く、好セーブを連発した。特に後半クリスチアーノロナウドが見せた40メートルはあろうかと思われる位置からのスーパーFKの際、タイミングを逃しながらも鋭い反応を見せた瞬間は興奮で震えた。
そんなカーンの気迫溢れるプレーに触発されたであろう若手、今後ドイツ代表の中心となるシュバインシュタイガーとポドルスキーも素晴らしい活躍を見せた。
対するポルトガル、デコの活躍は今一つだったが後半に登場したフィーゴが見せてくれた。持ち前のピンポイントクロスで一点を返した場面が印象的だった。
posted by rakusouya at 21:57|
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